昨年11月のブログでご紹介した軌間3.75mmNゲージナローコッペル(非売品)のその後を動画とともにご紹介します。これは軌間600mmレールをモチーフに1/160とし、かねてから商品化に向けて開発推進している5mmゲージより小さなモデルになります。
実はこの3.75mmゲージ、コッペルと同時進行で凸型電気機関車も進めておりこちらは架線集電も可能、両者ともに弊社WB12動力ユニットをはるかにしのぐ恐るべき低速走行で走ります。(コッペルはこれからロッド周辺を組み込んでいきます。動画では凸型電気機関は架線集電はさせていません)動画は下記からご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-NvxhkZOHFo
皆様はこのサイズでどのように減速、そして集電させているのかがもっとも気になる点だと思います。モーターは、いわゆる携帯バイブモーターサイズの高性能品で、これに超精密ギアヘッドを搭載したギアードモーターを使用しています。さらにモジュール0.15のギア、ウォームによって二段減速をかけています。
残念ながらこのモーターは試作品のため一般市販されていませんが、今後、様々な市場で年間数千~数万個レベルの需要が見込めれば模型市場でも比較的安価に市販化されることになるかもしれません。ともかく極小・性能面では世界でも決して類を見ないモーターであることに違いありません。
続いて集電ですが、通常の車輪集電に加え、目立たないところに弊社の集電サポートダンパーを設置しています。これによって危なげない走りを実現しています。電気機関車のパンタグラフはメルクリンZ製を流用していますが架線集電でパンタグラフのスプリング効果で車輪のレール圧着力が高まり、集電切れはほとんどなくなります。接触抵抗をもろともしない走行性能はギアードモーターの恩恵と言えます。
現在これらが走る、想像を絶する(笑)レイアウトを鋭意制作中です。
近々ご紹介いたします!