今年も入り口前にはJupiterをはじめとする遊園地の乗り物たちが所狭しとぐるぐる回っていた。相変わらずこんなに動きのある展示物は他に類を見ない。テレビ取材のカメラマンもカメラを回し始めた。2004新製品でもっとも目を引いたのはサーカスのオートバイショー。サーカスで見たことがあるでしょう?二台のオートバイが球体の斜面をぐるぐる回る、あれ。それをHOサイズで再現し、律儀にも轟音まで発生する。角度を調整しつつ写真を撮っているところに(この作品、また律儀にも天幕まで張られているので、オートバイは天幕の布と布の間から覗き見しないといけない)、担当者に声をかけられた。彼も今日は終日アポイントメントが入っており、全く時間がなかったのに客が切れたのを見計らって会いに来てくれた。少ない時間だったが、日本でFALLER製品を普及していく上での重要な極秘会談ができた...
引き続き新製品を見学する。HOの跳ね橋はスイッチ一つで上げ下げが可能。TTの「工事現場」はもちろん動く。クレーンが回り、ワイヤーがするすると下りてくる。そのわきで道をボーリングしているおじさんも「どだだだだだ」と振動している。これにはどのビジネスマンもびっくりのようで、入れかわり立ち代り展示物の前でスイッチを入れてみては「ハッ!」とか「ナナナーッ」とか驚嘆の声を上げていた。何の変哲もない駅は、スイッチが入るやいなや「一番線ホームにい...」とアナウンスが入る仕掛けだ。とことん動きモノにこだわるFALLER、今後も目が離せない恐るべきメーカーである。(新製品はZは2点、詳細は各ページをご覧下さい。随時更新して参ります)
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