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右側にフィスパ川とぶどう棚が見えます(写真9)。このあたりはヨーロッパで一番標高の高い地域で作られる白ワインの産地として有名だそうです。明るい日差しを浴びつつ列車は快適に旅を続け、ブリークには9時35分に到着しました(写真10, 11)。旅路の要所では、ドイツ語、英語、そしてフランス語によるアナウンスが入りますが、それによると、このあたりが氷河急行の路線で最も標高が低いところの一つになるらしい。ブリークではさらに人が降りてしまったので、私はこの車両にたった一人の乗客となってしまいました。世界の名鉄道を独り占めしているという贅沢感よりも、あまりののどかさに、なんとなく地方のローカル線にでも乗っているような気がしないでもない。ワゴン車が回ってきて、Ricola(本場スイスのど飴)のほか、おみやげ物のガイドブックやメニュー表を置いていきました(写真12)。ブリークからは進行方向が逆になり、ツェルマットからひたすら下降しつつ北上を続けてきた列車は、やがて進路を西にとり、今度は登りに入っていきます(写真13,14)。 | ||||||
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