引き続き、動力ユニットネタ続きで失礼します。これは何でしょう。。。
8月20月のブログでお知らせした新規格の9mm動力ユニット試作の山です。当初、ギアケースは真鍮の予定でしたが、アクリルキットとして製品化することになりました。発売は新モーター及び専用ギアが完成した時点で開始します。
アクリルでほんとに大丈夫なの?と皆さん思われると思います。
大丈夫です。ノープロブレムであります。その背景は。。。
先月のJAMではNゲージ保線車両(アクリル試作品/ホイルベース22mm)をデモ展示し開催3日間、延々走らせ、その後の継続テストから耐久性を確認できた。
アクリルはレーザー加工を行なうが、定説では熱変型しやすい上、カット断面が台形になる性質上、低精度になってしまうという懸念があるが、加工設定の調整と1/100mmレベルのデータ微調整で、組み上げた動力ユニットの性能を従来品(金属ボディ)に肉迫するものに高めることができた。。。のです。
今も、傍らでジージーと言いながらゆっくりエンドレスを走り続けています。今日は6時間程度、一度も止まりません。不思議なほどです。これはホイルベース22mmの完成形です。
下記が「新規格・動力ユニットの骨子」になります。
(1)従来品のライト版キットと位置付ける。(9mmのみ)
(2)ラビットスタートは論外、低速でしっかり走ること。
(3)車輪は市販既製品を使用しギアのみを入替える仕様。
(4)ホイルベースは10mm~25mm程度の間で複数設定する。
(5)将来的には1mmピッチのホイルベースを設定したい。
WB12従来品(金属ボディ)は自重にこだわり単体でも十分走行可能な性能を持っていますが、新規格品はアクリルボディで軽いため、車体へのウエイト搭載は必須になります。かといってさほど神経質になるレベルではありません。ホイルベース20mm程度であれば単体走行も確認できています。
気になる価格は目下調整中です。可能な限りリーズナブルにしたいと思っています。
近くで見るとこんな感じのスクラップの山、どうしても捨てられません。ひとつひとつに時間が刻まれ、自分が入り込んでいるような気がしてならないのです。。。