2014年2月8日

小さな機関車の動力化

 

今年はほんとうに雪がよく降る箱根です。

雪国に比べたら雨程度ですが、数日前の雪もしっかり残っています。(7日夕方撮影)



先週の気温上昇で、一度は溶けた池も再び凍りつきはじめ…


…雪かきの陣中見舞に「ガラスの森美術館」へ。

シンボルのツリーのトップにはバレンタインにちなんでダブルでハートが。


このツリー、来年はさらにパワーアップして枝が増えるそうです。今からとっても楽しみです。

しかしこの子たちはいつも元気です。


近くの小川に移動するときもありますが、ここでしっかり繁殖、きっと安心できる根城なのでしょう。(飼っているわけではありません)

建物の軒には氷柱(つらら)がびっしり。まさに欧州のストラクチャ-(建物)キットそのものです。


我家の屋根は、急勾配なので氷柱は数えるほどしか見られませんが、この季節、ガラスの森美術館ではこういうところを観察するのも楽しめます。

さて、今宵は葛飾区O様からの依頼作業をご紹介いたします。

模型ファンなら誰もが知るペーパーキット「さんけい」さんがリリースする、ラピュタ機関車(スケール1/150 【機関車とオートモービル】 MK07-12)の動力化です。

O様、自作のケースで送られてきました。


インナートレイまで…まるで既製品ケースのようです。


貨車には朝顔カプラーにドローバー、9mmゲージの金属車輪がアッセンブリされていました。

すばらしいじゃありませんかっ!


小さな機関車ボディも、組み上げられた状態でお送りいただきました。

動力ユニットのマウントパーツは現物合わせでアクリルで制作。これが窓からが露骨に見えないようにセットして弊社、WB12-9.0Hを加工の上、組み込みました。(右側が本来のペーパーキットの下回り)


室内があと1mm長ければ、動力をセンター配置できたのですが、ボディとギアを限界まで削ってもギアが干渉…よって、ほんの少しだけ芯からズレた位置にマウントすることになりました。


一緒にお送りいただいた屋根を仮置きし、貨車を連結させて撮影。


ペーパーボディで動力化なんて…

そうお感じの方もおられると思いますが、ノンウェイトながらも低速でしっかり走ってくれます。

この機関車、6.5mmゲージでの動力化やライト点灯も可能です。

お時間はいただきますが、どんなことでもお気軽にご相談下さい。難題も歓迎(笑)

しかしコイツはとてもかわいい、走るとグッと夢が広がります!

僕もほしくなっちゃったなぁ(笑)


最後の仕上げは、楽しみながらO様が完成されることでしょう。

O様、誠にありがとうございました!

少し風変わりな制作記、次回もお送りいたします…