2014年3月9日

機関車トーマスのお話

 

この週末は行楽日和、お子様連れのご家族で賑わいました。

ご来店いただき、誠にありがとうございました!

工事中の後方エリアは自然解凍中、まだまだ雪景色を楽しめます。


小川は残雪の下を流れ、水の音だけが聞こえます。

池の氷もまだまだ健在です。


こちらは裸足で釣りを楽しむ少年たち。まるで幼少の自分であります(笑)


フィールドには、種を捲いたわけでもないのに、あちこちで小さな植物が芽吹きはじめています。少し前まで、そこに1m以上の雪があったとは思えません。植物の生命力ってすごいです!


薄ムラサキ色の小さな花が咲くミニチュアのようなこの植物、桜が開花する時期にはあたり一面に咲き乱れます。


さて、今日はアメリカのBACHMANN(バックマン)が発売する、Gゲージ「機関車トーマス」のお話です。


この車両、ご覧のように集電シューが付いていません。屋内はともかく屋外使用ではレールが少しでも汚れているとギクシャクした走りになるため、速めのスピードで走らせないとなりません。

これはいかんともしがたい…ということで加工の上、集電シューを取り付けました。


LGB製のパーツを使いアクリルでダンパーケースを制作。

車輪の位置に合わせてボディに固定すれば完了…なのですが、そうは簡単にいきませんでした。


カーブでの回転性を高めるため、全車輪が左右方向の可動式(可動幅は約10mm)になっており、直線では集電シューがレールに乗っていてもカーブでは外れてしまうのです。さらに内外輪差もクリアしなければなりませんでした。

3D・CADではこれらをバーチャル検証できるのですが、このために必要データを作るわけにもいきません。手作業でベストポジションをさぐって完成しました。


その効果は想像通り、絶大なものでした。

こんなに安定してゆっくり走るトーマスを見たのは始めてです。カタツムリ並のスピードでも動きます。

今回の作業に合わせてランタンに照明を付けてあげました。

煙りモクモク、目玉キョロキョロ…


うーん、やはりトーマスはかわいいです。自然の中をコトコト走る姿は大人でもなごみます。

今日はちょっと難しい内容でしたが、トーマスが今まで以上によく走るようになった…

というお話でした。

(Nゲージ、トーマスのお話は2010年10月11日のブログ、こちらからアーカイブできます)