唐突ですが「身なりは足元から…」と言います。
自分はレイアウトにおいては、それが「ベース台」にあたると考えています。一般的に情景ばかりにエネルギーを注ぎがちで、台の側面板は単色で簡単に塗られたものが大半です。
もちろん「台にまでコストと手間をかける必要はない」とお考えの方も多いと思いますが、足下を見直すことでレイアウトはグッと引き締まり、ディスプレイ効果も高まります。まさに人の足元と同じで…自分は、ずっとこれにこだわってきました。
完成品小型レイアウト「クラフトコレクション」は、彫込加工を施した台が標準仕様になります。(寄木仕様はオプション)
数点をご紹介するために撮影の準備をしようとしたら、呼んでもいないのにそれまで寝ていた番犬が前にきて「その前に僕を撮ってくれよ」そう言って? カメラの前に立ちはだかりました。なんじゃオマエ~!
どいてくれと言うのですが、どうしたものでしょう、動きません(笑)
しっかり見てますね~
犬嫌いな方、すみません、あまりにおかしかったもので掲載してしまいました。
仕方がないので手持ちでアップ撮影。(番犬、下でいじけるの巻←やらせでは一切ありません!)
↑ これは「クラフトコレクション」一作目に使用するスタンダードな形状。すでに彫込まれた飾り板を使う方法もありますが、コーナー合わせで「材」が欠ける場合があるので、フラットな板でしっかり組んでからカービングして仕上げています。
穴部分には操作パネルがはまります。同様に裏面には電源入力の穴が開いています。底面はビスで全面が外れるようになっています。上部分の凸段差はアクリルカバーがかかる部分です。通常、カバーは5面貼りのアクリルを使いますが、これをガラスにすると、まさに「向かうところ敵なし仕様」になります。
続いてこちらは先日のブログで紹介した二作目の専用台になります。これは木を矯正して、だ円に加工しています。こちらも加工済の素材は一切使っていません。
この台の特徴は、操作パネルも曲面になる点です。ボリュームやスイッチ類が無理なくフィッティングできるギリギリの曲率にしています。隠語で「メンパ台」と呼んでいます(笑)
これは三作目(試作制作中)のスピーカー部分で、小さなサイズに「光、音、動き」すべてを全力注入します。自然な感じでフィッティングさせました。
プレミアムな模型を追求した「クラフトコレクション」にはこのようなコーションプレ-トが貼付けられます。
レイアウトの台はスタンダード形状であれば、様々なサイズで制作をお承りしています。特に小さな、Zゲージやナローゲージには最適です。お気軽にご相談下さい。
いよいよ明後日は軽便祭、熱い一日になりそうです…