2013年6月 のアーカイブ

2013年6月29日

工事進捗(Vol.7)

 

ガーデンレイルウェイ・カフェ、7月にプレオープンいたします。

詳細は本サイトで追ってご案内いたします。今しばらくお待ち下さい。

ショートコース(約50m)こそ開通したものの、ストラクチャ-や植栽はこれから。そんな工事過程でのプレオープンになります。

グランドオープンまでは、我々の工事状況などもご覧いただき、四季とともにかわりゆく風景をお楽しみいただければと思っています。

さて、本日の最新進捗のご紹介です。

砂金探し…


ではなくて、バラストに使う砕石を「ふるい」にかけております。N氏の笑みがたまりません(笑)

粒には大小ありますが、極端に大きな石は取り除かれて…いい感じです。


先の進捗情報で触れたトンネルのポータルは表面を彫り込んで仕上げました。(樹脂ではありません)

さらにリアルさを高めるために、泥や染料を使ってハイライト感を出してもいいのですが、屋外使用ですからウェザリングは不要なわけです。これで少し様子をみることに。


緩いS字カーブのトンネル内部は馬蹄形コンクリートのムク通しで、照明も仕込みました。手前から叫ぶと声が無気味に響きます。

部分的な石積の隙間は、植栽するためのオアシス(土壌)となり、ここにシダやツタ、コケ類を植えていきます。

こちらは鉄橋です。(後方に見える橋はLGB製)

この一枚に、私が追い求めてきた「自然とミニチュアとの共生」。

その面白さが集約されています。

来る7月1日、いよいよ池に注水します。注水前の湖底から見上げた貴重なショットです。

もちろん湖面に映る、逆ブリッジも意識して作っています。

鉄骨部分は人が乗っても大丈夫ですが、ゾウが踏んだら曲がります(笑)

R形状部の骨格は鉄を加工、上の架台のみ樹脂を加工して5分割で構成しています。透け感テイストを大切にして、側溝のフタは部分的に開けられるようになっています。今後、ここにハシゴをかけて作業員を配置していきます。


作業員は溶接作業中で、アーク溶接の火花をギミックとして仕込みたいところ…

そんな余裕ないかな(笑)

こちらは今後、展望エリアになる山の上からのショットです。


レイアウトに、灯りがともるストラクチャ-や植物が満載になった時こそ、グランドオープンになります。

今から、ここからの眺望が楽しみでなりません。

おっと…

この後方にはスイスのランドヴァッサー橋や滝や川がきます、それが本施設最大のポイントになります。

ではまた仕事に戻ります…

2013年6月19日

今朝の静岡新聞

 

台風のような悪天候の箱根です。

今朝、お世話になっている植木職人のK氏が、静岡新聞を持ってきてくれました。(日付部分は合成)

縮尺が「約180分の1」になっていますが「約150分の1」が「正」です。

学校の巡回展示にも使っていただけるとのこと… ありがたいことであります。

熱海鉄道同好会さまのご協力、合わせて御礼申し上げます。

坂本・岡野

 

2013年6月18日

工事進捗(Vol.6)

 

屋外レイアウトのショートコース50mのレール敷設が完了しました。

植栽やストラクチャーは順次の工事になりますが、7月上旬にプレオープンいたします。

予告動画が完成いたしました。約90秒のこの動画には「私たちの目指すもの、メッセージ」を一杯詰めこめんだつもりです。こちらからご覧下さい。(HDモード推奨)

garden railway cafe PV2

数週間前から日常のいろいろな仕事も重なりテンテコマイ状態。お問合せのお返事も玉突き状態です。誠に申し訳ありません!

必ずお返事いたしますのでもう少しお時間をください。どうか宜しくお願いいたします。

さて、庭のほうは目下、ロングコースで使用するトンネルや石積橋脚のベースづくりの真っ最中。


橋脚はともかく、トンネル上部には、かなりの荷重がかかるため、強度が求められます。

ホームセンターで見られるU字側溝素材等の使用も考えられますが、内部もタイト感ある馬蹄形でありたい。そしてオンボードカメラ映像では見えないところもしっかり表現されていてほしい…

そういう思いから、型枠を作ってオリジナル調合のコンクリートを流し込んで制作することに。

もちろん強度アップのため鉄芯も入っております。ひとつあたりの自重は約25キロ。

このアイデアも土木工法に精通した前出のN氏によるもの。どんどん複製中です。

この工法は以降、制作する「ランドヴァッサー橋」建造のケーススタディも兼ねています。


分割式になっているのはカーブに合わせるため。最終的には所定位置で合体させます。内側の壁面、数カ所にはリアルな照明も設置します。

万一、車輌がトンネル内で停止しても、救出できる範囲のトンネル長でプランしているのでメンテハッチはありません。

本品をご希望の方には、お引取りに限り、販売も検討します。お問合せ下さい。

バタバタのため今日のレポートはこれまで…(汗)

ここに安心してお越しいただけるように、敷地のいたるところで線量計測も実施していますが、天候にかかわらず、数値的にはまったく問題ないレベルです。

最後に本日のスペシャルゲスト。


エコーモデルの阿部社長です。

社長からはいつも多くを学ばせていただいております。

ありがとうございます!

2013年6月10日

工事進捗(Vol.5)

 

いつもブログをご覧いただき有難うございます。

ガーデンレイルウェイカフェ、Gゲージ屋外レイアウト工事進捗です。

先週7日、ひと足早く看板がつきました。ここは国立公園のため、看板サイズや配色は環境省の自然公園法で規制されています。

無事に許可を得て設置した看板がこちらです。


看板がついたことで、今週末はハイカーや地元の方が多数、のぞきに来てくださいました。

金曜には横浜のM氏ファミリー(お嬢様はお留守番)がお手伝いにきてくれました。お陰様で電線を通すことができました。弱電ですが地中深く埋設した管を通すということで、万全を期して太いケーブルを使用。


M様、誠に有難うございました! これからも末永くよろしくお願いいたします!

現在行なわれているテクニカルな土木工事は「今」しか見ることはできません。仮オープンまでは、おかまいこそ出来ませんが見学は歓迎です。お気軽にお問合せ下さい。

こちらは週末に集中して行なわれた土手の石積み作業。

手前の軌道には最終イメージを意識して、自生植物を植えて仕上げています。撮り方によっては小さなレイアウトの一部分に見えるから不思議です。人が見て感じるミニチュアのリアリティは、スケールとはあまり関係ないことがわかります。

あたり前ですが、植栽やバラストには接着剤を使わないのでいくらでも位置を変更することができます。

雑草のような小さな植物が、根づいて成長してくれることをささやかに祈り、そして育まれた光景を想像しながらの作業が何よりも楽しい。 これはケミカルなパーツを使う模型づくりとはあきらかに違う、土や緑の香りにとりつかれていく自分…(笑)


サイズが揃った小石をモルタルで一つずつ丁寧に貼付けているのは、先刻来ブログでご紹介している、超人N氏。

なんと、石の土留めがある階段まで再現しています。本物の土木工法をそのままスケールダウンさせた作業、脱帽です。私の出る幕はありません(大汗)

軌道下ベースは、モルタル二層でレールを乗せてもガタつきがない正確無比な仕上げになっています。バラストはスケールに合わせた砕石を使用しています。


さて、池のほうは…工事詳細はともかく、こうなっております。


まだ鉄橋はなくレールは仮置です。防水テストも終わりあと少しで水が入ります。

自生樹木が湖面に写る光景をイメージしながら…

そしてこのレイアウトの最大の見せ場になるロングコースの山岳エリアがこちら。イメージトレーニングのために一度作った山は崩されレールを仮置しています。


オメガループで勾配をかせぎ、第一期工事ではスイスのランドヴァッサー橋を配し、以降、ラックレールによる登山鉄道を増設していく予定です。

ここからの進捗にどうぞご期待下さい!!